熊本県の対応エリアと、地域の産業別AI活用

熊本県の企業がDXで最も困っているのは、人です。県が令和7年度に475社へ行った調査では、課題の第1位が「DXに関わる人材が足りない」で59.4%。しかもこの数字は第1回調査から増え続けています。背景には半導体があります。菊陽町に立地したJASM(TSMCの子会社)は新規雇用1,700名を予定して県と立地協定を結び、県は半導体関連企業への県内就職者を年500人以上にする目標を掲げています。人が半導体に向かう中で、それ以外の会社はどうするのか。県内の事業所の56.9%は従業者1〜4人です。採用で人を増やせないなら、いまいる人ができることを増やすしかない。熊本ではその切実さが、他県より一段強いと感じています。

数字で見る熊本県

研修の設計にあたって前提にしている、熊本の公的統計です。

59.4%
県内企業がDXの課題に「人材が足りない」を挙げた割合(第1位・増加傾向)
29.7%
県の製造業の出荷金額のうち半導体関連品目が占める割合(9,284億円・84事業所)
1,700名
JASM(TSMC子会社)が菊陽町の新工場で予定している新規雇用者数
56.9%
県内の事業所のうち従業者1〜4人が占める割合(1事業所あたり平均9.8人)
+7.6pt
県内企業のAI活用(チャットボット・データ分析等)の取組の前回調査からの増加幅
4,116億円
令和6年の農業産出額(全国6位)。生産農業所得1,744億円は全国3位

熊本の主要産業別・AI活用の切り口

同じ「AI研修」でも、業種によって効く場所は違います。熊本で多い業種について、実際にどの業務から手をつけるとよいかをまとめました。

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半導体関連

県内には半導体関連品目を産出する事業所が84あり、出荷金額は9,284億円。県の製造業の品目別合計の29.7%を占めます。品目別ではウェーハプロセス用処理装置が4,830億円と最大。県は「くまもと半導体産業推進ビジョン」(令和5年度〜令和14年度)で、半導体関連産業の製造品出荷額等2兆8,000億円を目標に掲げています。

AIで解けるところ

英語の技術文書・規格書の読解と要約、装置マニュアルからの手順書づくり、海外拠点や取引先とのやりとりの下書き。半導体の技術そのものはAIに任せられませんが、その周りにある「読む・書く・訳す」仕事は大きく減らせます。県のビジョンも重点取組に「リスキリングによる実践型人材の育成支援」と「DXの推進による労働生産性の向上」を挙げています。

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食料品製造業

県内の製造業2,235事業所のうち456事業所(20.4%)が食料品で、業種別で最多です。従業者数も16,124人(17.2%)で最多、出荷額も4,433億円(12.7%)と上位です。

AIで解けるところ

商品ラベルの表示文言、バイヤー向けの提案資料、展示会のパネル、ECの商品説明。同じ商品を売り先ごとに書き分ける作業はAIの得意分野です。原材料や規格の情報を一度渡しておけば、切り口を変えて何通りでも出てきます。HACCP関連の記録様式づくりにも使えます。

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農業

令和6年の農業産出額は4,116億円で全国6位、前年より359億円(9.6%)増えました。生産農業所得1,744億円は全国3位。部門別では野菜36.6%、米13.2%、肉用牛10.2%で、全体の7割弱を耕種が占めます。1経営体あたりの産出額1,424万円は全国平均1,220万円を上回ります。

AIで解けるところ

まず効くのは事務です。補助事業の申請書類、出荷先への案内文、GAP関連の記録様式づくりなど「毎年同じような書類を毎年ゼロから書いている」作業が一番減ります。直販やECに取り組んでいる経営体なら、商品ページやSNS投稿の量産にそのまま使えます。

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卸売業・小売業

県内でもっとも事業所が多い業種で15,242事業所(23.6%)。従業者数も104,690人(18.3%)と2番目に多い業種です。

AIで解けるところ

チラシ・POP・SNS投稿の原稿づくり、仕入先とのやりとりの下書き、売上データを貼って「先月と何が違うか」を要約させる使い方。パソコンが苦手な方でも初日から手が動く領域です。

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医療・福祉

従業者数125,646人(21.9%)で県内最大の雇用の受け皿です。

AIで解けるところ

記録・報告書・申し送りの下書き。書く人によって粒度がばらつく文書にAIで型を通すと、記録の時間そのものが減ります。求人票づくりや家族向けのお便りにも効きます。人手の取り合いが激しい業種だからこそ、事務の時間を削る意味が大きくなります。

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建設業

7,151事業所(11.1%)で県内2番目に多い業種です。県の調査では、建設業は「必要だと思うが取り組めていない」と答えた割合が3割以上と、DXが遅れている業種として挙げられています。

AIで解けるところ

見積書の内訳づくり、安全書類や施工計画書のたたき台、工事写真の整理ルールづくり。役所提出書類の様式に合わせて文章を整える作業をAIに渡すと、担当者の残業が目に見えて減ります。遅れている業種ほど、手をつけたときの差が大きく出ます。

対応エリア(熊本県全域)

下記の市町村へ出張して研修を実施しています。記載のない地域もご相談ください。

熊本市(政令指定都市)

熊本市(中央区・東区・西区・南区・北区)

県央エリア

宇土市/宇城市/美里町/御船町/嘉島町/益城町/甲佐町/山都町

県北エリア

菊池市/合志市/荒尾市/玉名市/山鹿市/阿蘇市/大津町/菊陽町/玉東町/和水町/南関町/長洲町/南小国町/小国町/高森町/産山村/南阿蘇村/西原村

県南エリア

八代市/水俣市/人吉市/氷川町/芦北町/津奈木町/錦町/あさぎり町/多良木町/湯前町/水上村/相良村/五木村/山江村/球磨村

天草エリア

天草市/上天草市/苓北町

オンラインでの実施にも対応しています。遠方の場合や、複数拠点の社員をまとめて受講させたい場合はご相談ください。

御社の業種に合わせて設計します

業務の内容をお聞かせいただければ、熊本の同業の事例をふまえて、 どこからAIを入れると効果が出やすいかをお伝えします。

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